教師が何も言わなくても、子供は勝手に育つようになる。子供には伝えていない子供のやる気の出し方と、接し方のこつ
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今日は
感動した子供たちの行動に出会ったので
紹介したいと思います。
そして、裏話になりますが
子供がやる気になるために私がしていることを書こうと思います。
まず、この日子供が
どんな素敵なことを「勝手に」やってくれたかを紹介します。
それは、その次の日の黒板にも書きました。
素敵①忘れ物がほぼ0になった
詳しくは、前回のブログに書いてあるので
そちらをご覧ください。
素敵②掃除を進んで、やる気満々で行った
「そんなすごいことじゃないでしょ」
って思っているあなた!
違います!
なぜって、この日はかなり暑い日!!
暑い日の14時近く。
そんな猛暑の中、外に駆り出され、台風によって飛ばされている落ち葉を拾ったり
夏休み中生えまくっていた草を抜いたり
そんな掃除
楽しいと思います??
正直言いますと
掃除の始まる直前まで、子供たちは
やる気ゼロでした。
しかし、結果は
やる気満々!めちゃくちゃ草抜くし、落ち葉集めるし!
合計大きなゴミ袋8枚のゴミを15分で集めました。
子供には言っていませんが
アルコトを子供にしました。
(そのアルコトは、のちほど。)
素敵③教室掃除が、綺麗に掃除しただけじゃなく、全員分の帰りの支度を全て終わらせていた
他の子が、外に草取りに行っている間
6人だけ残り教室掃除をやってもらいました。
その子たちは暑く辛い草取りに行かなくていいという
オアシスへの切符を手にいれたようなものでした。
しかし、子供達は
そんなオアシスで自分たちだけだらだら楽しんだわけではなく
外で草取りで格闘している戦士たちを思い
できることを進んで行っていたのです。
「みんなが帰ってきたら喜んでくれそうなこと」
それが「みんなが帰ってきたらやらなきゃいけないであろう帰りの支度を全てやっておく」ということでした。
普段の教室掃除は
8人程度。
それでも毎日ギリギリの時間に終わる。
しかし、この日は6人
なのに、掃除を完璧にこなし、さらに全員分のランドセルの準備、水筒を机の上に配るという離れ業をやってのけていました。
この時も
子供には言っていませんが
アルコトを子供にしました。
では
そのアルコトとは何でしょうか?
それは
①子供に権利を持たせること
です。
猛暑で、やる気0のときは
草取り→義務でした。
しかし、私はやりなさい。元気を出しなさい。
なんて一言も言いません。
ただただ
「ここにゴミ袋がある。Aくん。ゴミ袋大臣に任命!足りなくなったらみんなにゴミ袋を渡すんだ!」
「Bさん。箒大臣任命!箒欲しい人に渡していいよ。5本あるから取っておいで」
「Cくん、Dくん、Eさん、Fさん、ここからここまでを君たちの活動範囲とする。そこの草以外はとってはいけませんw」
というふうに
何かしらの役割や権利を持たせる。
最初には「掃除のあいさつ番長やりたい人?今回の掃除はその人にかかってるんだけど」
と募集してから開始。
すると
勝手にみんなが動きだす。
「おい!うちの陣地だぞ!とるな!」
と言いながら。
「あそこよりたくさんとるぞ!」
と言いながら。
最後には
「合体させよう」って笑いながら。
義務→権利に変わった瞬間
子供は勝手に輝き出します。
そして、教室掃除の子にはもっと工夫をしています。
かなり前ですが、こんな記事を書きました。
去年の記事なのですが
今年、運よく、この掃除に携わった子を再び担任していました。
そこで、教室掃除をやっても良いという子の一人に
その子を選びました。
なぜか。
やる気は伝染するからです。
一部の集団が嫌な空気になると
全体がどんよりするのと一緒で
一部の集団がやる気だと
それにつられてやる気も伝染するのです。
だから
今回はそんな過去の経験を持っているこが
自然とやる気を伝染させてくれました。
しかし、私は
心から子供を尊敬しています。
だから、素直に黒板に書きます。
みんな!最幸!