これは事件か?!忘れ物が1日50個!?忘れ物が多いクラスへの声かけと考え方
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新学期が始まり
本格的に授業がスタートしました。
子どもたちも40日以上ぶりの6時間授業。
そんな日の朝
事件は起きました。
職員室にいると
うちのクラスの子どもが数名やってきました。
「先生。社会の教科書と資料集忘れました。今日は隣の人に見せてもらいます。」
私のクラスでは
忘れ物が分かった時点で早めに報告しようと言っています。
それは、授業が始まって忘れ物があることに気付いて、周りに貸してもらったり先生が何かしら準備をしていては勿体無いからです。
それに加えて、忘れた報告だけで終わらず
「忘れたからどうするのか」を必ず聞きます。
ただの報告だけでは何も意味がありません。
「次回から気をつけなさい」と返すだけでは何も変わりません。
子ども自身が忘れたからどうしたいのかを考えて行動できるようにしています。
教科書を忘れたから教科書をコピーして欲しいです。
教科書を忘れたから隣の人に見せてもらうようにお願いしました。
教科書を忘れたので先生用の教科書を貸してもらえませんか?
なんでもいい。自分が考えた対策を行動に移して欲しい。
それを聞いた上で
手伝えることは手伝い、手伝えない場合は代案をこちらが提案するようにしています。
「忘れ物を報告」→「先生に怒られる」
という風では、子どもは絶対に隠そうとします。
怒られるから忘れないようにしようという抑止力にはなりますが、それでは子ども自身が成長しません。
私たち教師は子どもの応援者でありサポーターです。
「先生に忘れ物を報告」→「サポートしてくれる」
だったら信頼関係が築けますよね?
話がそれました笑
この日
なんと、クラスの忘れ物が
合計50個ありました。
教科書、ノート、マスク、体操服・・・
さて、もしあなたが先生だったら
この状況どうしますか?
「まだ夏休み気分が抜けてないのか!!たるんでるぞ!スタートがこれじゃマズイじゃないか!!」
と怒りたくなりません??
少し前の私ならそうしていたかも知れません。
怒りというのは、思考より先に湧きあがります。それをそのまま出してしまうと、すぐに怒れてしまいます。
しかし、私は子どもたちに
「頑張りすぎない」を伝えています。
詳しくはこちら
そして、過去の経験から
「この時期は忘れ物が爆発的に増える」ことを知っています。
さらに「忘れ物が多かったらこんなことを伝えよう」と考えていました。
起こる出来事を予め想定しておくと
怒りは出てきにくいものです。
そして伝えた言葉は
「50個の忘れ物ってある意味すごいわ!もうどん底って事じゃない?2学期後は上がるだけだね!明日は忘れ物何個にする?」
そしてみんなでワイワイ話し合って
結局20個にしようと決まりました。
「何考えてるんだ!!こんなに忘れて!明日は忘れ物を0にしなさい!!」
と怒るのか
みんなで考えて忘れ物を減らしにかかるのか
長期的にみてどちらが自主的に忘れ物がない人間に成長すると思いますか??
同じ出来事でも
受け取り方や捉え方は自分次第で変えれます。
私は、なるべく未来が良くなるような受け取り方をしようと心がけています。
さて、明日はどうなるでしょうか。
楽しみです。