先生が主役ではない。子供が主役。与える教育ではなく、子供が考え、子供が決める教育。クラス会議で決めた「世界一チャレンジ」と「男女仲良しハイタッチ挨拶」
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前回は
本当に子供の幸せを願っているのであれば
「この先生がいい」「このクラスがいい」という依存で終わってはいけない。
いわば「親離れ」「子離れ」が大事だということを書きました。
まだ知らない!っていう方はこちらをご覧ください
大切なのは「受け持った1年うまく授業やクラス作りをする」よりも
【その後の子供達の人生】
その次のステージに行くために、残された2ヶ月で何をするのか
という題でクラス会議を行いました。
クラス会議の詳しいやり方を知りたいとコメントをいただきましたので、
また書かせていただきますが、
私も手探りでやっています。さらに、毎日とか毎週行うわけではないのであまり上手くやれているかは分かりません。
しかし、子供達が育っていれば、どんどん意見が出てきます。
私のクラスのルールは
1、クラスの子供達は話し合いたい内容をボックスに入れる
2、その中からお題を先生が決める(たくさんあった場合はそれぞれを呼んでどれを議題にするか決めさせる場合もある)
3、司会は提案者が行う(司会が苦手な場合は先生や他の子に依頼することもあり)
4、机を外に出し椅子だけで円を作り座る
5、マイク(100均で買いました)を持っている人しか喋れない。他の人は傾聴する
6、反対はしていいが否定はしない
7、最終決定は提案者にある。(多数決をしてもいいが、決定は提案者)
8、時間内に決定する
9、先生は話し合いには入らない。話が逸れてきたら話を戻すなどのことは行う。
ざっくり言うとこのような流れです。
それ通りにいくことはあまりありませんが。
今回は、グループワークを取り入れながら決めていきました。
そして、どうしたら
「このクラス最高だった!!」
「次からは自分たちが幸せを作っていくんだ!」
と自信満々に言えるのかと話し合った結果、出た答えは
「世界一にチャレンジする」
「男女がもっと仲良くなる」
というものでした。
そこで考えたものが今回の黒板内容です
給食配膳スピード世界一
男女仲良しハイタッチ挨拶
これが残りの2ヶ月で取り組む内容に決まりました。
給食配膳は、毎日行うことであり、それを毎回タイム計測。
そのスピードと正確性をビデオ撮影してギネスに載せよう!という取り組みです。
実際ギネスに載せられるかは不明ですが、
テレビで紹介されていた日本一はや給食配膳として、岐阜県の陽南中学校の記録
4分15秒を切るチャレンジを継続することになりました。
なんと!!!この黒板を書いて数週間後
我がクラスは4分11秒という記録を叩き出しました!
しかし、配膳スピードはいいのですが、まだ綺麗さがダメだ!とチャレンジ継続中です。
このチャレンジをすることで、明らかにクラスの雰囲気が良くなりました。
全員協力しなければまず達成できないチャレンジ。慌てすぎても逆に遅くなってしまうのでこぼすこともほぼ無い。
どの子も案を出し合い、お互いのことを思って行動しあうサイクルが出来上がりました。
5分以内で準備が完了するので、4時間目が終わって10分作戦会議をしても、他のクラスより早く「いただきます」ができる。
作戦会議なしで行うと、他のクラスよ10分以上給食を食べる時間が増え、会話が増える。
「そんな軍隊じゃ無いんだから」とか「こぼしたり、焦って動きが雑になる」などの反対意見もあるかもしれませんが、子供達が決め協力体制ができたこのチャレンジに感謝しています。
もう一つがハイタッチ挨拶
朝あったら「おはよう!」とハイタッチをする。帰りも「じゃあね!」とハイタッチ。
ただそれだけなのに、本当に楽しそうにハイタッチをし始める子供達。
それが他のクラスまで広がっていました。
それがあってかどうかは分かりませんが、児童会役員選挙の公約に「ハイタッチ挨拶」を掲げる児童が数名いました。
これも、明らかに子供達が笑顔になりました。
しかし私は、何をやっても成功すると思っていました。
それはなぜか。
それは「子供達が決めた」からです。
みんなが決め、全員が前向きになったからこそ、そのような結果がついてきたんだと思います。
先生が主役ではない。
子供が主役。
それを改めて確認させてもらいました。