多くの人は「変えられないもの」で悩み、変えられるものをみようとしない。変えられないものを受け入れる冷静さを、変えられるものを変える勇気を、そして両者を識別する知恵を持とう。
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運動会が近づいていたこの時期
黒板にする内容は、運動会ネタが多くなっています。
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本番で最大限に力を出すために「今」この瞬間本気に行動できるようになる考え方 - 現役教師が小学生の子ども達に毎日送るハッピー黒板
そして、今回も運動会のシーズンだからこそ、
楽しみにしている行事だからこそ
子供達に伝えたいことがあり黒板にしました。
黒板をかいた日は運動会の前日
お母さんは次の日のために買い物に出かけ
子供達は、最後の準備をする時です。
しかし
運動会本番は
めっちゃ雨予想
(黒板を書き終わってから連絡がありましたが、金曜日の時点で運動会は雨の予想のため延期となりました)
しかも
子供達は知っています。
延期予定の日曜日は
台風がくる事を
子供達は、この1ヶ月
運動会のために頑張ってきました。
多い時は1日3時間の練習があったり
学級対抗リレーで優勝するために
自主的に声をかけあって休み時間に練習をしたり
家に帰ってからも、早く走る方法を調べてクラスに紹介したり
バトンパスの練習を研究したり
組体操の練習を家で毎日やったり
できない技を「先生教えて」と休み時間特訓会を行ったり
もう、教師の私が見ていても
本当に運動会のために頑張っているな
と感心するばかりでした。
そして、やればやるだけ
運動会が楽しみでしょうがない感がひしひしと伝わってくる
しかし
雨予想
でも
そんな時だからこそ
こんな状況だからこそ
学べることもあると思い、こんな黒板を書きました。
神よ。私にお与えください。変えられないものを受け入れる冷静さを、変えられるものを変える勇気を、そして両者を識別する知恵を。
この言葉は
アメリカの神学者、ラインホールド・ニーバーの祈りの言葉です。
第二次世界大戦中、この言葉を記したカードが兵士たちに配られました。
戦後、失業や家族を失った悲しみにより、
アルコール依存症患者が急増しましました。
その時のアルコール依存症患者への断酒メッセージともなりました。
天気は人間ではどうしようもできない現象です。
運動会の日が雨。
それは変えられません。
しかし、人間はそこに腹を立てたり
「せっかくやってきたのに!!!!」とイライラしてしまいます。
逆に、残念がっていない友達をみると
「お前は悲しくないのか?ひどいやつだ」とか言い出したりします。
ただ、天気なら、諦めがつくし
どうしようもないこともわかります。
人間は、もっと
「変えられないもの」にイライラして、悲しんでいることがあります。
全く現実は変わらないのに
自分で自分を傷つけて悲しんでいる。
そんな現象が起こっているのです。
変えられないのに変えようと頑張ってしまうものの代表
- 他人の心
- 他人の性格
- 他人の行動
- 起こってしまった過去の出来事(意味付けは変えられます)
例えば、
宿題をやらない子供に無理やり宿題をさせようと努力したり
やる気がない部下を叱責し続けたり
後輩の失敗をいつまでも咎めたり
先輩の性格の悪さをぐちぐち言い合ったり
失恋をいつまでも引きずって落ち込んだり
そんな「変えられないこと」でイライラしたり、落ち込んだり、悩んだり、変えようと必死になったりしているのが
私たち人間です。
では、それらのことは諦めたほうが良いのでしょうか?
それも違います。
変えられないものではなく
変えられることに全力を向けると
相手は変わってくれます(天候とかは流石に無理ですが・・)
それが
自分自身と自分の未来です
宿題をやらない子供がいるなら、自分自身は勉強をやっているだろうか?子供に勉強の楽しさや大切さを姿勢で見せているかを考え、行動します。
やる気がない部下がいるなら、どうやったら部下がやる気になるのか、本を読んだり信頼される上司になるように自分を高めたりと行動します。
後輩の失敗をしたら、どうやってフォローできるかを考え行動します。
先輩の性格の悪いなら、自分はそうならないように気をつけたり、その上で先輩の良いところを探したりします。
失恋をしたら、相手の幸せを願って自分の幸せを探そうと行動します。
そうすることで
相手は変わらなくても
相手が「自分自身から」変わろうと思ってくれるのです。
「変えられない」事でマイナスな気持ちになるより
「変えられる」事をプラスに捉えて全力を出して見ませんか?