「問題解決」よりも「寄り添う」ことが大切。
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私のクラスで取り組んでいることがあります。
それが、「ニノ先生お悩み、質問ボックス」
少し前までは、ただの段ボールの箱だったものが
子供たちの愛情と楽しむパワーで素敵なボックスに生まれ変わりました。
実は、去年もその前も
以前も同じような子どもたちの悩みを解決するためのボックスを設置していました。
やり方も同じです。
専用の用紙に
悩み、疑問、知りたいことなどを書いて投函すると
私が数日以内に返信を書いて机の中に入れておくというシステムです。
その用紙がこちら
今年もすでにたくさんの質問や悩みが寄せられいています。
・友達関係の悩み
・勉強の相談
・運動の悩み
・素朴な疑問
さらに恋愛の相談まで。
本当にたくさんの内容が寄せられます。
先生に恋愛相談までしてくれるって嬉しいですよね!!!
去年までのこのシステムは
最初は子ども達が面白がってたくさん入れてくれていたのですが
徐々に飽きてきて、あまり使われなくなりました。
なぜかというと、そこには、私の大きな勘違いがあったのです。
【子どもは解決策を求めていることは少ない。共感、わかって欲しい、知って欲しいということを求めている】
今も昔も、ここに投函された手紙は、全力で答えています。
しかし、分かったことがあります。
「子供は解決してほしいのではなく、分かってほしい。知っててほしい」
確かに、困っていることがあって相談をしてくれているのですが
頭では「早く解決したい」と思っていることだとは思うのですが
もっと心の奥底では
「ただ先生に知っていてほしい」
「ただ誰かに分かってほしい」
という思いがあるのではないのかと思っています。
例えば、恋愛。
好きな人がいます。告白したほうがいいのか、それともやめたほうがいいのか。
どうしたらいいでしょう?
という質問が来た時
昔は、解決法だけを書いて、あとは君次第だ!みたいなことを書いていました。
しかし今は
「そうなんだ!好きな人がいるんだね!そうやって人を好きになることはとてもいいことだよ。人は人を好きになるとすごいパワーを出せるからね。」
なんていうことから始まり
「自分がどうしたいかは自分でなんとなく分かってるんじゃないかな?先生はそんな気がするよ。また手紙ちょうだい」
と言って手紙を返す。
すると、「私、告白しよっかな〜。先生どう思う?」って手紙が届く。
そこでまた「君が選んだ道だから先生は素敵だと思うよ。後悔しない人生生きような!」って返す。
そして、手紙だけじゃなくて、普段の生活でこそっとアイコンタクトをしてみたり
他の子供には分からないように「そういえばアレどうなった?」って聞いてみる。
そうか。子供は解決策を求めているんじゃなくて共感を求めているんだ。
自分は、こんなことを考えています。
自分はこんなに悩んでいます。
自分はこんなことを思っています。
その主張やその思いに寄り添うこと
それこそがハッピーなクラスを作るために大切なのだと思います。