あなたは1日のうちでどの時間を大切にしますか？脳の習性を利用する。1日の始まりの気分でその日の気分が決まる

一年の計は元旦にあり
1日の計は朝にあり

これは昔から言われている言葉です。
以前お正月にも同じような投稿をさせていただきました。

その投稿はこちら 

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私の学校では、朝15分間の読書をする時間があります。

この黒板を描いた日
クラスがバタバタしており
読書の時間になっても
連絡帳を描いていたり
鉛筆を削っていたり
少しざわざわしていたり

という状態でした。

私は
「朝の気分でその日の気分は大体決まる」と思っています。

なので、叱るというよりは
伝える意識をもって次のような話をしました。

そして書いた黒板がこちら

人は、朝の気分で1日が決まるんだ。

朝バタバタして焦っている日は、

その日1日バタバタ焦るような日になるよ。

朝落ち着いて心地よく過ごせた日は

その日一日中心地よく過ごせるよ。

今の自分の気分が
1日続くとしたらどんな行動とる？

ここで「読書をしてると気分が良くない！読書は嫌いだ！」

って人もいるかもしれませんが

それは少し置いておいて下さい。

学校は集団形成の場でもあり
学ぶ場でもある。

たしかに全員が全員読書をした方が気分がいいとか

良い状態になるとかは思いません。

本当なら自分の興味のあることをたくさんやらせてあげたいのも山々です。

しかし
クラスを考え
気分を落ち着かせて1日をスタートさせるのには

ベストではないかもしれませんが
読書はとても良いものだと思っています。

では、なぜ朝の気分が
1日の気分を決めるのか。

それは人の脳みその習性だからです。

皆さんは「初頭効果」というものを知っていますか？

初頭効果

物事の一番最初が記憶に残りやすい、
またはインパクトを受けやすいというもの。

例えば取引先の相手と初めて顔を合した時、
自分に対する印象のほとんどはその場で決まってしまいます。

しかも、１度決められてしまった印象を変えるのは難しく、
一番最初で自分に好意を持ってもらうことが出来ないと、
その後も良い印象を持たせるのが難しいのです。

つまり、人の脳には
一度インプットしたことは簡単には変えられない
という習性があります。

第一印象が重要と言われるのにはこのような理由があるからです。

私は、人物だけではなく
1日の気分でも同じようなことが起きると考えています。

朝スッキリ起きて「気分がいい」

と脳がインプットしていれば

その日1日「気分がいいこと」

を脳が勝手に探してくれます。

「電車にちょうど間に合った」とか
「近くに綺麗な人いた」とか
「子どもの良いところ見つけた！」とか。

逆に「あー。だるい。今日も疲れてるな」

という気分で起きた場合

その日1日「気分が良くないこと」

を脳が勝手に探してくれます。

「信号によくひっかかる」とか
「少し渋滞」とか
「子どもの欠点」とか。

これが、子どもならまだしも
大人の場合多くの人に影響を与えてしまいます。

• 自分の子どもの欠点を探してしまったり
• 部下のダメな部分ばかり見てしまったり
• 自分に対してイライラしたり
• ネットで嫌な情報ばかり目にしたり
• 世の中つまらならいと言ってしまったり

だから私は朝の時間を大切にします。

朝起きるときは

睡眠のリズムを計測できるアプリを使って、

5時から5時半のすんなり起きれる時間に起きる設定にしています。

前日イライラしたことがあったら
朝起きたときは
「今日はいい日になる！」と声に出しています。

朝起きるのがワクワクするように
前日の夜に読んでいる本の
面白いところであえて途中で切り上げます。

「朝起きたらこの本の続きを読もう」

と考えるとワクワクするからです。

そうやって
自分の気分を自分でコントロールしています。

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どう考えようが
どう行動しようが

自分の気分は自分で作れます。

そのために朝は非常に大切だと
私はおもいます。

• あなたは明日1日気分で1日を過ごしたいですか？
• そのために朝できることは何がありますか？