コミュニケーションのレベルを上げよう。「言い合い」から「話し合い」へ。大切なのは「尊重」と「折り合い」
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子どもが言うことを聞きません。
子どもとコミュニケーションがうまく取れません。
部下が育ちません。
友達関係がギクシャクしてます。
そんな悩みありませんか?
もしあったなら
このブログは少しお役に立てるかもしれません。
私の学校では
長縄大会が間近に迫り
そのために各クラスで練習に励んでおります。
私も練習に熱を込めているのですが、
その時私は思いました。
この子たちは本当に優勝したくて
長縄を跳んでいるのだろうか?
そこで、みんなに聞くことにしました。
「本気で優勝を目指して、他のクラスもやるように休み時間も使って練習したい人?」
8割くらいが手をあげました。
「楽しく、休み時間はそれぞれ遊んで、優勝というより思い出づくりをしたい人?」
2割くらいが手をあげました。
ということで
クラス会議スタート!
先生は一切喋らず
子供に全てを任せます。
すると
まず出てくるのが「主張」です。
「僕は優勝したい!理由は〜」
「私は楽しくやりたい。だって〜」
の意見の出し合いです。
※※※※
ここで、多くの
親子や上司部下、友達同士は
止まってしまっているのではないでしょうか。
子どもが勉強しない。
だから「勉強しなさい!」と主張する。
部下のやるきがない。
だから「やる気を出せ」と主張する。
しかし、そこで終わると
双方の関係は良くなることはありません。
お互いの主張が食い違い
意見の対立が起こるからです。
全ての人の価値観は違うので、そこにズレが生じます。
※※※※
ここで、なかなかクラスで一つの意見が出ないので
(本当は一つに決めなくてもいいのですが)
少し話をしました。
「今は意見を出し合ったね。じゃあここから話し合いのレベルを上げていこうか。」
今まではここで終わっていました。
でもここで終わると
ただ「自分の意見を言っただけ」
これは話し合いではなく
「言い合い」。
ここからが話し合い。
大切なポイントは
「相手の言うことを認める」です。
そして
「ここにいるみんながハッピーになるように折り合いをつける」
ことです。
あなたの言いたいA案はわかりました。尊重します。
だから、私のB案のこともわかってね。
というお互い認め合う状況を作った上で
お互いが納得する
C案作りましょう。
ということです。
クラスではいいのですが
親子などの上下関係があると
なかなか子どもの主張を受け取れない方が多いようです。
最終的に満場一致に決まった案は
「長縄を跳ぶ練習をするときは、全員本気でやる。やりたい子は毎日練習をする。休み時間に遊びたい人は、週に一回は必ず休み時間に練習する」
という案。
優勝したい派の全ての意見が通ったわけでも
楽しくしたい派の全ての意見が通ったわけでもありません。
しかし、
全員が納得して同じ方向に進もうと尊重しあった結果です。
私はこれこそが
コミュニケーションの極意だと思います。