ハッピー黒板休止のお知らせ〜失敗から失敗をして、子どもを本気で幸せにするために決意した話〜
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ハッピー黒板休止のおしらせ
私が担任を持つようになってから
毎日毎日ハッピー黒板を書いて、子供達に思いを伝え続けてきました。
子供達からの提案で、子供が作るハッピー黒板をした時もありましたが、それ以外の日は、毎日欠かさず、たとえ台風があって見られない日も、たとえ自分が出張でいなかった日も、毎日欠かさずに書いてきました。
自分が伝えたいことが山ほどある。
一人でもこの黒板を見て何か感じてくれたら
そう思って書いてきました。
黒板を約1000枚以上書いてきました。それは紛れもなく私の誇りであり、自慢であり、子どもを思う心の証でもありました。
しかし
この度、ハッピー黒板を休止することにしました。
今回は、子供が代わりに何かするのではなく、本当の本当に休止をします。
失敗から失敗をした話
前回、子供達の授業への取り組み方を変えようと
「クラスの本当の目的」を話し合いました。
その時のブログはこちら
そして、クラスの目的は「最高に楽しみ、意見をどんどん言えて、一生の思い出になったと言えるクラス」
に決まりました。
そして、どうしたらその目的が達成できるのかを考えたところ
「1回でもいいから全員テスト100点をとる!」
「漢字、計算コンクール」で全員1発合格!」
そんな目標がきまり、それに対して私がそこにつながるための
小さな目標、そしてそれに対する必要スキルを作成して掲示しました。
私はこの時こう考えていました。
「子どもたちが授業に対して本気で取り組めていないのは、積極的になれないのは、『明確な目的や目指したい目標』が見えていないからだ。だから、自分がそれを明確化してあげれば授業にも前向きに取り組めるだろう」
しかし、その考えが第2の失敗でした。
目的と目標を明確化して授業に取り組んだ結果
子供達の様子は
あまり変わりませんでした。
発言する子は結局限られており、授業もなんだか淡々とこなすような感覚。できれば当たりたくない、発言したくない。
その雰囲気はぬぐいきれませんでした。
その時に気がつきました。
やりすぎ教師
現代の教師には珍しいかもしれませんが
私は、自他ともに「熱血型教師」だと思われます。
ハッピー黒板しかり
席替えチャレンジしかり
学校で学ぶこと以外を教えることもたくさんあります。
子供達を幸せにしようとすると、
どうしても自分が表に出てこどもを引っ張ろうとしてしまいます。
このハッピー黒板もそう。
自分が好きで子供のためを思ってやっているけれど。
このような掲示物もそう
良かれと思ってやったけれど
先生が率先してやりすぎました。
これは大いに反省です。
今子供達の「クラスをハッピーにしたい」と私の「クラスをハッピーにしたい」に大きな差があるのだと思います。
やりすぎ先生を例えて言うなら
子供は「美味しいものを作って食べたい」と言っていて
私も「美味しいものを作って食べさせたい」と思っていたとすると
子供が考えている美味しいもの=焼きそばや唐揚げ
私が考えている美味しいもの=高級フランス料理フルコース
みたいな感じでしょうか?
そして、私は「美味しいもの食いたいって言ったでしょ?!ほら!レシピだ!作るにはたくさんの修行が必要だぞ!みんなならできる!会議だ!掲示物も用意してやったぞ!ほらほら!行くぞ〜!!」と言っているやつ。
うざいでしょ???笑
まとめ
確かに
ものごとには段階があり、先導する時期も必要だと思います。
いきなり「自分でやれ」は難しい。
しかし、私はこの学年を3年連続で受け持っています。
もう、手放してじぶんたちで考えていく時期なのに
こちらが主導で引っ張りすぎました。
引っ張りすぎた故に、
先生と生徒の熱量の差ができてしまったなと反省しています。
そこで、一度子どもの熱量に自分を合わせ
一緒の目線で歩みたいと思います。
子どもが
「こんな授業がしたい」
「こんなことをしてみたい」
「これをしたらクラスはハッピーになる」
そうやって相談にきてくれたり、活動し始めた時初めて、サポートをするようにしたいと思います。
それまでは我慢です。
私自身、「子どもを幸せにしたい」と本気で考えているので、どうしても手出し口出しをしたくなってしまいます。でも、我慢です。
子供の心の火が灯るまで。
自分も我慢して待ってみようと思います。
人を変えることはできない。今のままでは子供は幸せにならない。
そのために、自分が変わります。
そのために
まずは、ハッピー黒板を手放すことにしました。
もし、書いて欲しいという要望があったらまた書き始めるかもしれませんが
子供からのアクションがあるまでは、書きたいですが書きません。
子供が求めていないことをやるのは不本意なので。
最後に。
ハッピー黒板を書かなくなっても、ブログは継続していこうと思います。
ブログなどでは有益な情報を流していこうと思います。
これからもよろしくお願いいたします。