教員になるメリットとデメリット。教員になりたい人のために赤裸々に語ります。
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今、ネットを見てみると「教員はブラックだ」「教員は大変だ」という文字が踊っています。
しかし、このブログを見ている方の中には「教員になりたい」と思ってページを開いた人もいるのではないでしょうか?
「しかし、不安がぬぐいきれない」「本当に教員になっていいのか?」そんな思いもあるのではないでしょうか?
このブログでは、現役小学校教員の筆者が教員になるメリット、デメリットを赤裸々に語ります。
筆者はこんな人
☆筆者情報☆
現役小学校教師。担任歴5年。正規雇用3年目。
大学を卒業後、1年間ボランティア世界一周の旅を経験。
帰国後、講演会や塾を7店舗経営する。
その後、全てを辞め、教員の道へ入り現在に至る。
- 教員になるメリット①自動昇級
- 教員になるメリット②ボーナスや退職金が大きい
- 教員になるメリット③子供の成長を間近で見られる
- 教員になるメリット④仕事で感動の涙を流せる
- 教員になるメリット⑤何と言っても楽しくて刺激的
- 教員になるデメリット①「拘束時間が長い」
- 教員になるデメリット②「雑務が多い」
- 教員になるデメリット③急に給料は増やせない
- 教員になるデメリット④責任の割に社会的地位が低くなっている
- しかし、教員は楽しい!!!
教員になるメリット①自動昇級
公務員の給料は、国や各自治体で定める「給料表(国は俸給表という)」に基づいて支給されます。
教員の場合は、よほどのことがない限り(犯罪を犯す等)
年齢に応じて増えていきます。自営業をしていた私からすると、同じように子供と接しているのに給料が安定してちょっとずつ上がっていく仕組みはすごいなと感じます。
国が滅びない限り、リストラもありませんので安心ではあります。
教員になるメリット②ボーナスや退職金が大きい
またもやお金の話になりますが、教員はボーナスや退職金が多いと言われています。大企業に比べたら少ないイメージもあるかもしれませんが、あまり景気に左右されることなくボーナス、退職金が出ます。
特に、ベンチャー企業、中小企業などの中にはボーナス・退職金が初めから無い企業も増えている中で、安定してあるのは公務員の特権かもしれません。
教員になるメリット③子供の成長を間近で見られる
お金の面のメリットもありますが
一番のメリットといえば「子供の成長」でしょう!!
のちにデメリットでも紹介しますが、「お金目当て」であれば、教員はコスパが悪いです。
しかし、子供が好きで、子供の成長を間近で感じられることはとても刺激的です。
(子供と関わると、アンチエイジングになるという噂も・・・)
もともと塾を経営していた私にとって「集客をしていないのに毎日子供が目の前にいる」という状態に感謝しかありませんでした。また、公立の小中学校では、偶然同じ地域に生まれた同じ年の子供たちが集まる偶然性も魅力の一つです。
その偶然集まったクラスの中で、どんな感動を生み、どんな物語を一緒に作れるかと考えると、毎年ワクワクします!
多くの先生が、1年間終わったあと「毎回毎回、激務で辞めてやる!とか思うけど、1年最後までやると、『この1年よかったな〜』って思えるよね」
と話をしています。そして、また教員を続けていくのが現状です。
教員になるメリット④仕事で感動の涙を流せる
教員は、日々成長する子供を相手に仕事を行う職業です。
そして、子供はいつだって本気な生き物です。そして、学校には、そんな子供が本気で取り組める行事がたくさんあります。
ドッジボール大会、部活動、運動会、音楽会、卒業式・・・
教員も、子供と一緒に「本気」で取り組めば、同じように感動することができます。勝手嬉しい嬉し泣き。負けて悔しい悔し涙。
そのどちらも、振り返ると楽しかった思い出の1ページになっていくことでしょう。
教員になるメリット⑤何と言っても楽しくて刺激的
教員は、機械相手ではなく、人相手のお仕事です。ましてや成長著しい子供が相手です。毎日毎日昨日とは違った楽しさや刺激がたくさんあります。
デスクワークや工場系などのように同じ仕事をずっと繰り返すわけではなく、その時その場その子に合わせて、考えて行動することが必要になります。
その分反応も違い、成長も見れて楽しい仕事です。
教員になるデメリット①「拘束時間が長い」
教員は「忙しい」と言われていますが、実際は確かに激務です。
一応、教員の就業時間は8時25分〜16時55分ですが、子供たちは7時40分ごろから来ています。
朝部がある地域では、7時ごろから子供たちが登校して来ます。
そして、部活動は17時を平気で超えます。定時に帰れる先生はほとんどいないと言っていいでしょう。
私は平均して7時15分ごろ学校に到着して、20時〜21時の間で学校を出る感じでしょうか。
16時55分になればいつでも帰って良いのですが、部活の子供達のことを無視して帰れませんし、授業準備やその他諸々の仕事をしているとどうしても遅くなってしまいます。
教員の労働時間を時給換算すると・・・・・
大変なことが分かるので私は考えるのを辞めました笑
教員になるデメリット②「雑務が多い」
教員は子供と楽しく遊んで、勉強教えれば終わりという職業ではありません。
文部科学省が出したアンケート結果によると
小学校教員の1週間の業務時間の振り分けは以下の通りになっています。
授業時間・・・18 時間 49 分
授業の計画や準備・・・8 時間 43 分
授業以外の子どもへの指導・・・ 5 時間 13 分 1
保護者対応・・・ 1時間 22 分
会議など・・・4 時間 08 分
事務業務・・・ 6 時間 58 分
やっている仕事の中には「なんでこれ自分がやらなきゃいけないの?」みたいな仕事もあります。教員は、それぞれ部署があるわけでも専門的な経営スキルを持った人もいません。その中で学校という大きな母体を運営しているので、自営でやっていた私から見たら無駄が多いように思います。
教員になるデメリット③急に給料は増やせない
教員は能力給や歩合ではありません。
なので、「これだけ頑張ったから」という報酬がほとんどないのです。
仕事のモチベーションを【お金】にしていると、「なんでこんなにやっているのに給料は上がらないんだろう?」というジレンマに陥るかもしれません。
また、教員は副業を禁止されています。(申請をして通れば可能。自宅農業、制限付きの不動産などは可能)
なので、挙句には、「何やっても給料は変わらないから、できるだけ楽に仕事して、できるだけ仕事を引き受けないようにしよう」と考えてしまう先生もいるかと思います。
そうなると、日本の教育自体が衰退してしまいますね。
教員になるデメリット④責任の割に社会的地位が低くなっている
これは、社会保障的な地位ではなく、心理的な社会的地位の話です。
教員は安定した給料があるので、ローンはすぐに通ります。銀行はお金をすぐに貸してくれるでしょう。
そのような社会的地位ではなく、人間的な社会的地位のことです。
教員とは、ものすごく責任がある仕事です。
未来の人材を育む基礎を担っているのですから。
これほど責任がある職はありません。
教員が何か悪いことをすると、実名でニュースになります。良いニュースは報道されませんが、悪いニュースはすぐに広がります。もちろんやる方が悪いのですが、そんな教員は本当にごくごく一部であるにもかかわらず
それが大多数かのように錯覚されます。悪いニュースしか流れないのですから。
そして、保護者より立場は低くなっています。
しかし、教員は楽しい!!!
いかがでしたか?教員になりたい方の参考になれば幸いです。
しかし、最後にこれだけは言わせてください。
色々書きましたが、教員という仕事は尊く、楽しいものです。
もし、興味があるのであれば、一度なってみて、働いてからでも辞めることは十分可能です。
一度経験しても良いと思います。
私は、教師という職業は面白いものだと感じています。