現役教師が語る教師の醍醐味と教師という職業の儚さ
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前回の記事は
「日常生活に少し工夫をするだけで、全然人生は違ってくる」
というお話をしました。
卒業写真のクラスページでは
隠しメッセージを入れて、その暗号が解けたら
子供たちが20歳になったらみんなで焼肉へ行く(先生のおごり)
暗号が解けなかったら子供たちが先生におごる
そんな心に残る写真を撮ったお話をしました。
詳しい内容はこちら↓
私の教師の醍醐味はこれだなと思ってます。
どんなことかというと
子供の長い人生のたった1年だけど
その1年が、子供の一生に繋がる1年になるかもしれない。
反対に、教師というのは儚い職業でもあります。
自分が目の前の仕事に本気で打ち込んでいても
目の前に成果となって現れにくいからです。
例えば、
営業職の方が本気で仕事に打ち込むと
契約本数となってすぐに返ってきます。
製造業の方が本気で仕事に打ち込むと
生産量となってすぐに返ってきます。
しかし、教師は
目の前の子供の成長を願い、本気で取り組み
未来へ向かって希望を託したまま、次の学年へ送り出します。
成果がいつ、どのタイミングで現れるかはわかりません。
むしろ、すぐに成果が現れるようでは、そこまでの成長度合いではないと思います。
何年も何十年も子供の中で色々な経験をして咀嚼され
やっと分かるくらいの方が私はすごいと思います。
正直、子供たちは一生のうちこの1年をどれだけ覚えているのか分かりません。
私が小学校の担任を全員覚えているかと言われれば
そうでもありません。
ましてやクラスのメンバーや
どんな授業をしていたかなんてほとんど記憶にありません。
しかし、長い長い人生の中で迷ったり躓いたりした時に
ふと思い出すのが
あの時あの先生にかけてもらった一言とか
あの時クラスのメンバーでぶつかり合ったこととか
あの時みんなでバカやったこととか
あの時のハッピー黒板とか
今回のようなあの時のアルバムの写真だとか
そんな風になれば嬉しいなと思います。
また、過去の縛られず、過去の思い出に固執せず、その思い出を糧に
未来を自分らしく生きてもらえたら嬉しいと思います。
そんなことができるのって
教師くらいしかありません。
これが教師の醍醐味かなと思います。
卒業写真を撮り終えた子供たちは
すでに全員の文字を覚えており代表が集約して、早速暗号解読に乗り出しました。
この目の前の子供たちが20歳になった時
40を超えたおじさんの私と一緒にこの約束を果たしてくれるのか
今からとても楽しみです。