現役教師が語る学校の中で学べる今後の人生の中で必要なこと〜プール掃除編〜
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皆さんは学校は必要だと思いますか?
それとも学校は不要だと思いますか?
最近、「学校の制度は時代遅れ」「学校は刑務所と同じ」「学校でできることは自宅のパソコンでできる」と言われ、学校不要論が上がっています。
確かに、情報化社会により価値観が多様化した現代。
それにより「学校がなくてもいいという価値観の人」が出てきて当然だと思います。
私は、教師ですが「学校は必要ない」「学校に行きたくない」といっている人に対して
それはそれでよいと思っています。
無理やり学校に通い苦しい思いをするなら、他の選択肢がある世の中なのだから、自分で探してその道を進んで行くべきだとすら思います。
逆に怖いのは「学校に行かねばならない」とその道だけしか見えていない人です。
いじめられている。勉強についていけない。学校にいるよりもやっていたいことがたくさんある。学校に行くことが苦痛。
それなのに「周りが行っているから」「行かないとダメだから」「行かなければダメな人間と思われて怖いから」
そんな理由で、ただただ我慢をしに学校へ行っている子、子供の意見を聞かずに学校へ行かせている親、無理やり学校に来させようとする教師の方がよっぽど怖い。
しかし!!
価値観が多様化した現代でも「学校が楽しい」「学校が好き」
そんな子だっているのです。
その子たちが、上記のような学校不要論を見ると、やはり「ホリエモンが言ってるならそうなのかも・・・」と思ってしまいます。
「自分が好きなものは不要」と言われたら誰だって嫌だと思いますし、無力感も感じますよね。
どちらも自由に選択できたら、私はとても素敵だなと思うのです。
学校には学校の素晴らしさがあり、学べることがあります。
一方で、学校に行かなくとも学べることが増えただけです。
私は教員なので、学校にせっかく来た子どもたちが「学校に来てよかった」「学校は色々学べるな」と思ってもらえるように工夫をして行くことが大切だと思っています。
今回は、「プール清掃」があり、そこから学べることを黒板に書きました。
学校あるあるなのですが、プール掃除って
皆さんが思っている以上に「汚い」のです。
素敵な画像がインターネットに上がっていたので転記します。
だから、最初はテンションが上がっていた子供たちも
20分もすれば匂いやドロドロで嫌になって来ます。
そんな中でも2時間、子供たちはプール清掃を頑張り、ピカピカにしてくれました。
その達成感もあるのですが
それ以上に学べることがあるのかなと思い、黒板に書いたことがこれです。
もし、あのプールを一人で掃除しようとしたら
多分1ヶ月はかかります。業者に発注すれば数十万円の出費がかかります。
しかし、それをチームで一緒にやるだけで2時間で終えることができます。
これって今後の社会でも生きてくることです。
私は、もともと自分一人で目標達成をするのが得意でした。
世界一周、講演全て自分一人で達成して来ました。
しかし、それだけではスピードも遅いし、大きなことはできないと気づきました。
やはりチームの力はすごい
自分一人ではできないことを
いとも簡単にこなすことができます。
もちろん、誰もができることをチームでやろうという訳ではありません。
プール掃除なんて機械でやればいいという風に思うかもしれませんが
そんなプール掃除を通して「チームで動けば、いろんなことができるんだ」と実感できたらいいなと思っています。
そうやって大人になった時、その積み重ねが自分の人生を豊かにして行く選択ができるようになってくれればと思います。